安座間僕はね、たけやんのトレーニングに2期連続で通ったくらいの、熱心な教え子なので。話したいこと、たくさんありますよ。
吉武2期連続で来てくれたの、これまででふたりだけだからなぁ。今日はその思いの丈を話してくれたら。
安座間はい。よろしくお願いいたします。
成果を出す方法論だけがわからなくて、
頑張ることが辛かった。
安座間たけやん、覚えてます?最初、僕、突然電話したんですよ。コアコンディショニング協会のシンポジウムで仲間たちに色々相談してたら、「それは吉武さんって人と話をしたほうがいい!」って言われて、その場で電話をかけて。
吉武急だったから、どういう話したらいいのかわかんなくて。とりあえず「もしもし?えーと、どうしました?」ってなったんやったね。
安座間そのあと、コーヒーショップで改めて会って、色んな話を聞いてもらいました。
吉武当時のあざまっちは、とりあえず「なんか苦しんでるんだな」ってことしかわからなくて。とにかくこっちの話なんて聞いてないの。とつとつと自分のことを話し続ける。仕事のこととか恋愛のこととか。
安座間切羽詰ってたんだと思います。
吉武とにかく頑張って努力してるけど、どれもうまくいかないって話をしていた。もう頑張り方がわからない。方法論やロールモデルがほしいんだけどわからないんだろうなって、思った。
安座間そうですね。だから、たけやんに話を聞いてもらって、たけやん道場のトレーニングは「これは借金してでも通うべきだ」と決めて行き始めました。成果の出せる方法を探しに行ったんだと思います。頑張っても頑張っても成果が出なくて苦しかった。でもトレーニングを卒業しても頑張り続けていたら、やっと成果が出ました。その成果を出す方法やコツを知ることができたトレーニングだったなと、振り返って思います。
吉武どんな方法論やコツが見つかったかな。
安座間やっぱり言語化ですかね。自分が何を求めているのか、何に縛られているのか、何を達成したいのか。徹底して言語化する作業。その過程で徹底して自分に向き合わなければならない、というのもよかったですね。1年弱のトレーニングを終えて書く卒論、僕のときは「自分らしく生きる」がテーマだったんですけど、そういうワークを通じて自分について一生懸命考えて、言語化していくことで成果をあげる方向に導いてくれるんだなと感じました。
この人たちになら、
自己開示できると思う仲間が見つかった。
吉武トレーニングの中では、どんなことで自分の変化を感じたかな?
安座間ひとつはたけやんが僕を認めてくれるっていうのが大きいですね。「お前はお前でいいんや」って、初めて誰かに認めてもらった気がしました。あとは、一緒にトレーニングに取り組む仲間の存在も大きいです。自分と同じように、本気で人生のことを考えて、本気でどうにかしたいと思っている人がいる。この人たちになら、自己開示できそうって思いました。そういった気持ちの変化もあったから、きちんと自分に向き合って、いろんな言語化をしていけたんだと思います。
吉武あざまっちは、仕事におけるミッションの言語化にかぎらず、自分の人生に関わるキーワードも見つけ出して、望むものを達成していったね。
安座間そうですね。過去をたくさん振り返ったからでしょうか。気づかないうちに我慢していたものや囚われていたものに気付くことができました。親との関係で納得がいっていない部分があったから、自分はそれをやり直すように、早く自分の家庭を築きたいと焦ってしまっていたなとか。あるいは、海の見える家に住みたいと思っていたはずなのに、自分の望みを自分で叶えてあげることができずにずっとボロアパートに住んでいたなとか。
吉武それが見えるだけで、全然違うよね。
安座間そうですね。自分は本当はこれが欲しかったんだなって、過去の整理ができると同時に気づけました。
吉武トレーニングを卒業して、あざまっちは海の見えるマンションに引っ越したよね。
安座間ええ。卒業生の仲間たちにその報告をしたとき、みんなが「あざまっち、よかったな!」って連絡をくれたのは、すごく嬉しかったです。
吉武あざまっちは卒業してからもいろいろ相談したり、報告をくれるよね。それはトレーニングの後輩たちにも、ロールモデルが見えるので、すごく嬉しいよ。
安座間卒業後に自分でお店を持ってやろう、というのを宣言して実際にやり始めました。そういうところも、見ていてほしくて。いまは「挑戦できる体づくりのサポート」をミッションに、パーソナルトレーナーとして、頑張る人のサポートをしていきたいと考えています。