整骨院経営 田畑俊和

田畑たけやんの第一印象は、「かっこいいオヤジ」だったんですよ。

吉武なにそれ(笑)。最初に会ったのは、いつくらい?2010年くらいかな。

田畑そうですね。僕は「たけやん道場」の1期生ですから。

吉武いまでは講師としても来てくれている、トッスィーやからな。色んな話、頼みますよ。

道場に通う前は、
「このままだと死ぬな」という予感すらあった。

田畑僕はたけやんと出会う数年前に、整骨院を開業していて。開業するのが夢で、自分の城をもちたいって想いが昔からあったんです。でも開業してからは、そのあとのビジョンや次のゴールが描けなくて。頑張り方がわからなくなってたんですよね。闇雲に頑張ってて、「このままだったら死ぬな」って予感すらありました。ビジネス書をたくさん読んだりしてね。そこに「メンターに会え」って書いてあったんです。

吉武じゃあ、このトレーニングはぴったりだったじゃん。

田畑そうそう。たけやんのセミナーに参加したら、「私の職業は『メンター』です」って言ってたんです。「あー!いた!!」って声が出ましたよ(笑)。

吉武トレーニングの中では、どんなことができてよかったと感じているか、教えてほしいんだけど。

田畑そうですね。自分のゴールが定められたのがよかったと思っています。たけやんが「仮決めでもいいから、まずはゴールを決めよう。そこから逆算して、いま何をすればいいか考えれば、自然とやるべきことが見えてくる」って言ってくれましたよね。あれはまさにそう。僕は将来なりたい姿とか、目指すべきゴールがなかったから、頑張り方がわからなかったんですよ。たけやんに当時教えてもらったこととしては、「大人になったらゴールは自分で決めてええんやで」ってことも、自分にとっては大きな発見でした。

吉武そうやなぁ。子どものころは学校に行けばテストや受験があったり、親や先生が目標を与えてくれていたりしたけど、大人になったらそれってなくなる。自分で決めないと頑張れないから。

田畑ゴールを決めて、それに近いロールモデルの人に話を聞いて、ロールモデルが自分と同じくらいのころは何をしていたかを真似て実践してみる。ものすごく明確なプロセスが自分の中では見えてきたのが嬉しかったです。

田畑と吉武の写真

周りとの比較じゃなく、
目指す自分との比較で考えて頑張る。

吉武当時のトッスィーは、「整骨院を経営する者としてはこうでなくちゃいけない」「治療家とはこうあれ」って考え方に、とても縛られていたよね。自分の治療院を複数店舗展開したりなんて、絶対したくないって言っていて。「金の話をするやつなんて、治療家として最低だ」って言ってた。

田畑「患者さんのためだけに働くのが治療家だ」という思い込みがあったんですよね。それを取っ払うと、すごく楽になって、いろんな目指してみたいものが見えてきました。患者さんにとっていいことをやっているんだから店舗展開したほうがいいじゃないかとか、そもそも儲けることは悪いことじゃないとか。

吉武そうなったときに、新しいビジョンが定まった。

田畑はい。10年で4店舗に増やそう、と考えました。そのときはトレーニング道場の卒論が経営計画書だったので、頑張って考えて。

吉武トッスィーは、卒業後も自分でそのあたりを考え続けて、少しずつアップデートしていっているよね。

田畑そうですね。卒業直後よりも、いまはもっと明確なビジョンが。「関わる人を晴れやかな笑顔にできる男」になりたいと思っています。それを掲げるようになってからは、整骨院の店名にも「晴れやか」ってキーワードを入れて、自分の目指すものをよりハッキリと意識するようになりました。

吉武4店舗の目標も達成して。

田畑現在は4店舗を巨大1店舗に集約させ、トレーニングの実費診療を盛り込み、よりお役にたてる店舗にしたかったので、思い切って勝負しました。

吉武このトレーニングに通ってよかったと思う、いちばんのポイントってどんなことだと思う?

田畑自分の人生を生きられるように、僕は変わることができたのでよかったと思っています。それまでは、自分が目指すものがなかったから、周りの人と比較してしまっていた。人と比べて自分はどうって評価軸しかなかったから辛かったことって、あるんですよね。でも目指すものがあると、目指す自分といまの自分の比較だから、大変ではあっても辛いわけではなく、具体的に目標へ向かって頑張ろうと思える。自分で考えて、自分のために頑張ることができるなって、感じていますよ。

田畑と吉武の写真
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